自動治癒改善装置

無尽蔵の蔵は、一方通行の大河の流れのようであり、また遍く地上に降り注ぐ太陽光の恵みのようでもある。
自然治癒力もまた、病気を癒すという方向へと、ただ一直線に突き進む力である。私たちができることは「それが働ける環境をよりよく整備すること」 ただそれだけのように思う。
前世紀末に発見された『糖質栄養素』が、自然治癒力という“自動治癒改善装置”を最も効率よく作動させる栄養素の一つであることは間違いないと思う。なぜなら、他の代替療法では、あまり聞いたことがない「万能性を持つ幹細胞を大量に生み出す」という結果が既に報告されているからである。ただし、これは自然治癒力が発揮された結果そうなったのであり、糖質栄養素はただ引き金を引いただけなのである。
こう考えたとき、自然治癒力のポテンシャルを人類はまだまだ引き出し切れていないような気がする。例えば、人間の潜在脳力は3〜6%しか発揮されていないと言われる。自然治癒力も同じだと仮定すると、民間療法(代替療法)のほとんどが実際は“途上の段階”ではないだろうか。代替医療とは「自然治癒力を活性化させる」ことがテーマで、他にも素晴らしい成果が出ている療法も多々あることは事実である。しかし、糖鎖栄養療法については、臨床結果を持つに至った背景に、自然治癒力の扉を開く回路(周波数をキャッチできるアンテナ)を発見し、論理的にも納得できる説明を可能にした点が特に賞賛に値する。
迸り出ようと待ち構えている“自動治癒改善装置”(=自然治癒力)にチャネルを合わせる発想で行けば医療はもっともっと飛躍的に発展するのではないだろうか。