竹田研究会に参加して

昨日、知り合いに紹介された「竹田研究会」にはじめて参加した。
会場は熱気むんむんで、150名以上は参加されていたであろうか。
そのソフトな雰囲気とは裏腹に竹田恒夫泰さんの迫力ある講演に圧倒された(※ユーモアセンスも抜群)
2時間半の講演は、TPPを解く鍵概念としての日本古来の自然との調和から導かれる「小規模分散型循環社会」がこれからわが国がめざすべき方向性であることがよくわかった。そして、原発というものがいかに日本の国体に合わない欧米型「大規模集約型非循環型社会」の象徴であることも理解できた。
最後にされた「古事記講義」では、出雲の国譲りの内容が、非常に閉塞感漂う現代とリンクするように感じた。
宗教戦争に終始する世界史からすれば、奇跡とも言える「話し合いによる平和統一国家」が太古の昔に実現し、極東に今も存在するという事実を改めて知り驚嘆の思いに駆られた。