難病指定疾患でも治癒を諦めない

現代医学では治癒が困難といわれる難病治療も、真剣になって探せば、けっして諦める必要はないというのが実感である。現に、代替医療の先進国であるアメリカでは、西洋医療がサジを投げた難病や奇病、そして心身障害者に至るまで回復した事例がたくさんある。また、代替医療後進国といわれるわが国においても、全国を見渡せば様々な難病治療の実績を持つ医療機関および代替療法は確かに存在する。

ただし、ここで問題点が2つある。一つは、真剣に探すといっても、柔軟性を欠いた視点では、見えるものも見えないという点である。また、2つ目は、柔軟すぎても、また見誤る可能性があり、その見極めが大変難しいという点である。選択するときの一つの目安は、経済的な負担の点である。もう一つの目安は、理論的に(※科学的にとまでは言わないが)納得できる=腑に落ちる療法かどうかという点である。

ストレスと病気(心と体)のつながりが認知されだした現代医学であるが、まだ、心の力だけで病気が治癒・・・。まして、難病となると余りにも論理の飛躍がある。中には、法外な治療費を請求するいかがわしい治療法も少なからずある。その背景には、WHOが健康の定義として、新たに追加した“Spirit”というキーワードが存在する。気やポジティブシンキングという想念の力は、確かに身体に影響を及ぼす。しかし、それだけでは説得力に乏しいことは否めない。アメリカでは、スピリチュアルだけの療法というよりも、栄養療法をベースにスピリチュアルな医療を実践するドクターが大半であるという。

人間のからだには、自然治癒力という世界最高の名医がいます。難病治療にはこの名医がいかに働きやすい体内環境を整えるかという点が最も重要だといわれます。難病治療の医療機関および代替療法はその補佐役に徹しているからこそ難病治療を実現しているのです。その点において、帯津三敬病院は、西洋医療+栄養療法+スピリチュアルを融合した理想に近いホリスティック医療を実践する病院である。全国からがん難民と呼ばれる末期がんの方々が、帯津三敬病院を訪れている。

ただ、帯津三敬病院以外にも『自然治癒力を高める』というアプローチから難病を治癒するといわれる療法はいくつか存在する。特定疾患といわれる123の難病以外にも、ALS、アルツハイマー、末期がん、リウマチ、癲癇、自閉症ダウン症脳性麻痺不妊症、そして心臓病、脳疾患、糖尿病などに対しても有効だと思われる治療法は、まだたくさん報告されているからだ。それらの情報を客観的に判断し、選択しなければならないわけだが、キーワードは『自然治癒力の引き金を、その療法がいかに引くのか』という部分に集約されると思う。